【Ⅰ. 経営戦略・企業構造】
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| コーポレートガバナンス | 企業を正しく運営する仕組み(監査・取締役・株主の監視) |
| ホールディングス | 複数会社を持つ親会社形態 |
| カーブアウト | 事業の一部を切り出して独立させる |
| スピンオフ | 事業部門を新会社化する手法 |
| PMI(統合作業) | M&A後に組織・文化を統合するプロセス |
| コングロマリット | 異業種を多数持つ企業グループ |
| ディスラプション | 既存産業を壊す革新的変化 |
| コーポレートファイナンス | 企業の資金調達と価値最大化を扱う理論 |
| エクイティストーリー | 投資家に語る自社の成長物語 |
| コスト・オブ・キャピタル | 資金を調達するための平均的なコスト(WACC) |
| バランスシート経営 | 資産・負債の健全性を重視した経営 |
| キャピタルアロケーション | 資本をどの事業に配分するかの意思決定 |
| オーガニックグロース | 自社の内部成長による拡大 |
| インオーガニックグロース | M&Aなど外部手段での成長 |
| ディスインターミディエーション | 仲介を省いて直接取引する構造変化 |
| バリューマネジメント | 企業価値を最大化する経営手法 |
| リーンスタートアップ | 小さく試して早く学ぶ新規事業手法 |
| ピボット | 戦略を方向転換すること |
| コアバリュー | 企業文化の中心となる信念 |
| ナラティブ経営 | 物語でブランドと投資家をつなぐ経営手法 |
【Ⅱ. 財務・投資・ファイナンス】
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| WACC | 加重平均資本コスト。株主と債権者への必要利回り平均 |
| NPV | 将来利益を今の価値に直して合計したもの |
| IRR | 投資回収までの内部利回り |
| PER | 株価収益率。株が高いか安いかを示す指標 |
| PBR | 株価純資産倍率。企業の資産価値に対する株価 |
| EV/EBITDA | 企業価値と利益の倍率。M&A評価に用いる |
| デットエクイティレシオ | 借金と資本のバランスを見る指標 |
| コベナンツ | 借入契約での制約条件 |
| ストラクチャードファイナンス | 資産を組み合わせた高度な資金調達手法 |
| レバレッジドファイナンス | 借入を使った投資・買収資金調達 |
| メザニンファイナンス | 株と借入の中間的な資金調達 |
| デュレーション | 債券の金利変動リスクを表す期間指標 |
| アービトラージ | 市場間の価格差を利用した無リスク取引 |
| クレジットリスク | 貸したお金が返らないリスク |
| マージンコール | 証拠金不足で追加資金を求められること |
| オプション | 将来の売買権をあらかじめ買う金融契約 |
| デリバティブ | 株・金利などに連動する金融商品全般 |
| LTV比率(Loan to Value) | 担保価値に対する借入額の割合 |
| フリーキャッシュフローマージン | 売上に対して自由に使える現金の比率 |
| ROIC | 投下資本利益率。実際に使ったお金の効率性 |
【Ⅲ. M&A・事業再編】
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| LOI(意向表明書) | M&A交渉開始を示す文書 |
| デューデリジェンス | 財務・法務・人事・ITなどの詳細調査 |
| エンタープライズバリュー(EV) | 企業の事業価値(株+負債−現金) |
| アーンアウト | 買収後の業績連動で支払う報酬制度 |
| クロージング | M&A取引の最終成立 |
| ノンコア事業 | 本業でない周辺事業 |
| アドオン買収 | 既存事業を補強する小規模買収 |
| カーブアウトM&A | 子会社・事業部の切り売り |
| ファンドバイアウト | 投資ファンドによる企業買収 |
| IPOエグジット | 株式公開による投資回収 |
| セカンダリー取引 | 投資家同士で株式を再売買すること |
| マネジメントバイアウト(MBO) | 経営陣が自社を買収して独立する手法 |
| プライベートエクイティ | 上場していない企業に投資するファンド |
| シナリオプランニング | 未来の複数パターンを想定した戦略計画 |
| バリュエーション | 企業価値を数値で算出する |
| DDM(配当割引モデル) | 将来の配当を今の価値に割り戻す評価法 |
| マルチプル法 | 類似企業の倍率で価値を推定する |
| ティーザー | M&A案件紹介の匿名概要書 |
| NDA | 情報漏洩防止の契約 |
| クロスボーダーM&A | 国境を越えた企業買収 |
【Ⅳ. 経済・市場・マクロ視点】
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| GDP | 国の経済の大きさを表す指標 |
| インフレ | 物価が上がる状態 |
| デフレ | 物価が下がる状態 |
| スタグフレーション | 景気が悪いのに物価が上がる |
| 金融緩和 | 中央銀行が市場にお金を増やす政策 |
| 金融引き締め | 市場からお金を減らす政策 |
| 政策金利 | 中央銀行が決める基準金利 |
| 量的緩和(QE) | 国債を買って通貨を大量供給する政策 |
| 為替ヘッジ | 円高・円安リスクを防ぐ取引 |
| 貿易収支 | 輸出−輸入の差 |
| 経常収支 | 貿易+投資収益などの合計 |
| 財政赤字 | 国の支出が収入より多い状態 |
| 国債利回り | 国が借金する際の金利 |
| ベータ値 | 株価の市場連動度(リスク指標) |
| アルファ | 市場平均を上回る超過リターン |
| リスクプレミアム | 危険を取ることで得られる追加利益 |
| リスクパリティ | 資産配分をリスクで均等にする戦略 |
| デカップリング | 経済のつながりを意図的に切る動き |
| サプライショック | 原材料供給の急変による混乱 |
| マクロ経済政策 | 国全体の景気をコントロールする政策 |
【Ⅴ. 経営指標・分析】
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| KPI | 重要業績指標。成果を数値で追う |
| KGI | 最終目標の達成値 |
| モニタリング | 状況を継続的に観察・分析する |
| センシティビティ分析 | 前提条件を変えたときの影響を見る |
| モンテカルロシミュレーション | 乱数を使って未来の確率を予測する |
| ブレークイーブン分析 | 損益分岐点を見つける方法 |
| マージン分析 | 利益率の構造を分解して見る |
| コホート分析 | 時期ごとに顧客行動を比較する |
| コンバージョンコスト | 成約1件に必要な全コスト |
| ARR/MRR | 年間/月間のサブスク売上 |
| チャーンレート | 契約解除率 |
| CAC | 顧客獲得コスト |
| LTV/CAC比 | 顧客価値と獲得コストのバランス |
| ユニットエコノミクス | 顧客1人あたりの採算性 |
| ARPU | 1顧客あたり平均売上 |
| コーホートリテンション | 継続率の時間推移 |
| グロスマージン | 粗利率。ビジネスモデルの生命線 |
| オペレーティングマージン | 営業利益率。企業の本業効率 |
| キャッシュコンバージョンサイクル | 在庫→販売→入金までの期間 |
| トータルリターン | 投資で得た利益の合計(配当+値上がり) |
【Ⅵ. 投資・スタートアップ・ファンド】
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| プレシード | 起業初期のアイデア段階 |
| シード | 試作品・初期販売段階 |
| シリーズA/B/C | 成長段階ごとの投資ラウンド |
| デュアルトラック | IPOとM&Aを同時検討する戦略 |
| カピタルゲイン | 株を売って得た利益 |
| エンジェル投資家 | 初期企業に資金と経験を提供する個人投資家 |
| ファンドレイジング | 投資資金の調達活動 |
| キャリードインタレスト | ファンド運営者の成功報酬 |
| LP(リミテッドパートナー) | 投資家側の出資者 |
| GP(ゼネラルパートナー) | 運用する側の経営者 |
| コーポレートベンチャーキャピタル(CVC) | 企業が運営する投資ファンド |
| PIPE取引 | 上場企業の第三者割当増資 |
| SAFE契約 | 株ではなく将来株転換権を発行する投資契約 |
| ダウンラウンド | 前回より低い評価額での資金調達 |
| キャップテーブル | 株主構成一覧表 |
| フルダイリューション | 全株式が発行されたと仮定した持分比率 |
| エグジットマルチプル | 投資額に対して何倍で回収できたか |
| テックバリュエーション | ソフトウェア企業の成長倍率評価 |
| アセットアロケーション | 投資先の比率配分 |
| ポートフォリオリバランス | 市場変化に合わせて構成を調整する |
【Ⅶ. 経営思想・組織文化】
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| サーベントリーダーシップ | 支援型のリーダーシップ |
| トランスフォーメーショナルリーダー | 組織変革を促すリーダー |
| サイロ化 | 部署間の情報が遮断される状態 |
| アジャイル経営 | 変化に素早く対応する経営手法 |
| ホラクラシー | 階層のない自律型組織モデル |
| エコシステム戦略 | 他社との共存で全体価値を上げる考え方 |
| オープンイノベーション | 外部と連携して新しい価値を作る |
| ナレッジエコノミー | 知識が価値を生む経済構造 |
| ハイパフォーマー | 高成果を安定して出す人材 |
| ダブルループ学習 | 行動だけでなく思考の前提も見直す学び |
| アンラーニング | 古い考え方を手放すこと |
| インテグリティ | 倫理と誠実さに基づく行動原則 |
| パーパス経営 | 社会的意義を中心に据えた経営 |
| トリプルボトムライン | 利益・人・地球の3つで成果を測る |
| コンシステンシー | 方針や判断が一貫している状態 |
| カルチャーフィット | 組織文化との相性 |
| レジリエンス | 逆境から立ち直る力 |
| メタ認知 | 自分の考えを客観的に見る力 |
| アントレプレナーシップ | 起業家精神 |
| ステークホルダーバリュー | 株主だけでなく関係者全体の価値重視 |

