基本工程
- 仮設足場組立
- 工事の安全性確保のため、半日~1日で設置。
- 高圧洗浄
- 汚れを落とし、塗装面を清潔に整える。
- 養生 玄関や窓など塗装しない箇所が汚れないように養生。
- シーリング工事
- 外壁目地の打ち替えや窓周りの補修、入隅・出隅部分の増し打ち。
- 屋根工事
- 屋根3回塗り:下塗り→中塗り→上塗り→縁切り作業。
- 屋根板金部3回塗り:ケレン→さび止め→中塗り→上塗り。
- 外壁工事
- 下地処理:ひび割れ箇所のシーリング補修。
- 外壁3回塗り:下塗り→中塗り→上塗り。
- 軒天塗装
- 軒天用塗料(ケンエース)を2回塗り。外壁と異なる素材の場合。
- 鉄部塗装
- シャッターボックス、雨戸戸袋、水切り土台、階段などの鉄部。
- ケレン→さび止め→中塗り→上塗りの3回塗り。
- 木部塗装
- 濡れ縁、ウッドデッキ、窓木枠などの木部。
- ケレン→さび止め→中塗り→上塗りの3回塗り。
- 雨樋・破風板・幕板の塗装
- ケレン後、シリコン塗料で2回塗り。
- ベランダ床塗装
- プライマー塗布→トップコート塗布の2回塗り。
特殊パターン
- 木部2回塗り
- 木目を残す塗装:ナフタデコールを2回塗り。
- サイディングボード外壁
- 柄を残したい場合:クリア塗装2回塗り。
オプション作業
- ベランダ床ウレタン防水
- ウレタン密着防水施工で耐久性を向上。
- 屋根カバー工法又は葺き替え工事
- アスファルトシングル屋根やガルバリウム鋼板の断熱材入りルーフ設置。
- 棟板金交換
- 劣化した棟板金の交換で防水性能アップ。
※劣化状況より追加で下塗りを+1回塗りするケースや各付帯を2回塗りではなく3回塗りするケースもございます。
外壁塗装におけるシーリングの流れ
外壁の目地やサッシ周り、外壁付属品などの取り付け周り、屋根やバルコニー等の隙間を防水、雨仕舞のためシーリング材で充填する工事のこと。充填されたシーリング材が、水密性・気密性を確保して漏水を防ぐことを目的としています。
半面、シーリング材の劣化や施工不良による雨漏りのトラブルも増加しております。
よって、シーリング材が劣化したり、ひび割れ、剥がれなどは雨漏りの原因になり、建物の防水性に大きな影響を与えます。
シーリングの交換(打ち替え)施工の流れ
既存撤去
絶縁テープ及びバックアップ材挿入 厚み10mm確保
目地両側にテープ貼り
プライマーを刷毛で塗布
シーリング材充填
シーリング表面ならし
養生テープ剥がし
シーリングの既存上から充填(増し打ち)施工の流れ
目地両側にテープ貼り
プライマーを刷毛で塗布
シーリング材充填
シーリング表面ならし
養生テープ剥がし
シーリング 専門用語解説
シーリングの先打ち・後打ちについて
一般的に外壁塗り替え工事では、洗浄後にシーリング材の工事をいたします※専門用語では先打ち。クリアー塗装をする場合などは塗装が終わった後に塗膜と密着不良をおこないため、シーリングをするケースもございます。※専門用語では後打ち
先打ちと後打ちに関しては唯一の正解がありません。状況や条件に応じて、最適な方法を選択します。
打ち替え・増し打ちについて
サイデイングボードの場合は外壁と外壁の間の目地は交換をします※専門用語では打ち替え。窓まわり、外壁の出隅、入隅はテープを貼って、下塗りと塗布した後に上から充填します※専門用語では増し打ち。窓のまわりなどを増し打ちする理由としては厚みが十分に確保できるため増し打ちをおこないます。交換することも可能です。
ALCの場合は築10年~15年前後の建物で初めてのシーリング工事の場合は外壁目地をシーリングを増し打ちするケースが多いです。理由としては十分に厚みが確認できるケースが多いためです。交換することも可能です。