こんにちは!
外壁塗装・屋根塗装を通じて、お家を守るお手伝いをしているモナツキです。
最近こんなご相談を受けました。
「うちの隣の家も同じ時期に塗装したらしいんだけど…見た目が全然違うのよね。あれ、なんで?」
実はこれ、よくあることなんです。
「同じ時期に」「同じような家を」「同じような色で」塗ったとしても、
塗装工事は、やり方や人によって、仕上がりに大きな差が出ます。
今回はその“差”の理由と、誰でもできる「良い塗装の見分け方」についてもご紹介します。
1. 見た目でわかる「良い塗装」と「ちょっと残念な塗装」の差
まず、パッと見てわかる違いがいくつかあります。以下のようなところを見てみてください。
● ムラがあるかどうか
良い塗装は、光が当たったときにツヤが均一です。
逆に、雑な塗装は光の反射がガタガタしていたり、斑点のようなムラが目立ちます。
● 塗り残しがないか
玄関の軒天の裏、雨どいの奥、エアコンの配管裏など…
外からは目立ちにくい場所も、きちんと塗ってあるかで職人の“本気度”がわかります。
● 養生跡が残っていないか
窓のフチなどに、マスキングテープの跡や、塗料の飛び散りが残っていたら要注意。
「見た目はOK」でも、細部まで目が届いていない証拠かもしれません。
2. そもそもなぜ、同じ塗装工事で“差”が出るの?
ここからは少し専門的なお話になりますが、
なぜ「同じ家を」「同じ塗料で」「同じ工期で」塗っても差が出るのか、理由をお伝えします。
① 下地処理が丁寧かどうか
先に結論を言うと、塗装の品質は“下地処理”で8割決まると言われています。
下地処理とは…
- 高圧洗浄(藻・コケ・汚れを完全に落とす)
- ひび割れ補修(シーリング処理やパテ埋め)
- 旧塗膜の剥がし
- 鉄部のサビ落とし(ケレン)
などを意味します。
これを雑に済ませてしまうと、どんなに高い塗料を使っても、数年後に剥がれてきたり、膨れたりしてしまうんです。
② 職人の技術とモラル
塗装工事は「人がやる仕事」です。
職人の**“塗りの技術”と“手を抜かない気持ち”**が、仕上がりを大きく左右します。
例えば…
- 規定の塗布量を守っているか
- 規定の乾燥時間を守っているか
- 塗料の混ぜ方(攪拌)を正確にしているか
など、見えない部分で手を抜くと、見た目はキレイでも、耐久性が大きく落ちてしまうんです。
③ 道具や塗り方の違い
ローラーや刷毛の種類にも向き不向きがあります。
それぞれの壁の素材や状態に応じた最適な塗装道具と塗り方を選べるかどうかも、職人の腕の見せどころ。
さらに、乾燥時間を待たずに次の工程へ進めば、塗膜の厚さや定着にも影響が出てしまいます。
3. お客様でもできる「良い仕上がり」の見分け方
「職人さんの腕なんて見てもわからない…」という方のために、
お客様でもできる“チェックポイント”をまとめました!
✅ 窓サッシや玄関ドアまわりに、はみ出しや塗り残しがないか?
仕上がりの美しさは、こういう細かいところに表れます。
養生の精度、マスキングの丁寧さが問われる部分です。
✅ 塗膜が均一で、塗りムラがないか?
外壁全体に、ムラなくツヤが出ていればOK。
逆に、場所によってザラつきや色ムラがある場合は、塗布量が均一でない可能性があります。
✅ 付帯部(雨どい・軒天・水切りなど)まできれいに塗られているか?
外壁だけでなく、こうした“付帯部”の仕上げも品質のバロメーター。
プロの仕事は、どこを見ても「手を抜いてないな」と感じられます。
✅ 施工前後の写真や使用缶数の報告があるか?
信頼できる業者は、「今日どこを塗ったか」「何を使ったか」などを細かく報告してくれます。
工事写真や使用缶の写真をきちんと見せてもらえるかも大事なポイントです。
4. 安さだけを追いかけると、仕上がりで後悔するかも?
外壁塗装の費用って、決して安くはないですよね。
だからこそ、「できるだけ安く済ませたい」というお気持ちはすごくよくわかります。
でも…ちょっと待ってください。
よくあるのが…
- 安い塗料で提案されていた
- 工程が1回省略されていた(下塗りなしなど)
- 材料費をごまかされていた(塗料を薄めて使うなど)
結果として、「5年経たずに塗装が剥がれた」「また塗らなきゃいけない」
…なんてことになると、かえって高くついてしまうんです。
5. 信頼できる塗装業者を選ぶには?
ここまで読んで、「じゃあどこに頼めばいいの?」と思った方へ。
信頼できる塗装業者を選ぶポイントもお伝えしておきます。
● 地元で長くやっている業者
看板や広告だけでなく、地元での評判や施工実績がある業者は、アフターサービスにも責任を持って対応してくれるケースが多いです。
● 写真・資料・報告がしっかりしている業者
「ビフォー・アフター写真」「使用塗料の報告」「工程表の共有」などがあるかどうか。
情報をきちんと開示してくれる会社は、誠実な仕事をしています。
● 職人が自社のスタッフか、下請け任せか?
自社スタッフで施工している会社は、教育や品質管理が行き届きやすく、安心感があります。
下請けや孫請け任せの会社は、実際に施工する人の顔が見えないことが多いです。
6. 最後に:塗装は「色を塗る」だけじゃないんです
外壁塗装というと、「色が変わってキレイになる」という印象が強いかもしれません。
でも本当はそれだけじゃなくて、
**住まいを守るための大切な“工事”**なんです。
長く快適に、安心して暮らしていただくためには、
「見た目」だけでなく「中身」までしっかりこだわった施工が必要です。
そして、その品質は“仕上がり”に必ず現れます。
「やってよかったな」
「家が見違えた」
「職人さんが本当に丁寧だった」
そんな風に思ってもらえるよう、私たちは今日も真面目に、誠実に塗っています。
おわりに:お気軽にご相談ください
もし、今の外壁や屋根が気になっている方がいれば、
まずはお気軽にご相談ください。
現場調査・診断・ご提案は無料です。
もちろん、他社さんとの比較も大歓迎です。
塗装の仕上がりを見れば、「この会社がどこまでこだわってるか」が、ちゃんと伝わると思います。
手を抜かない職人の仕事を、ぜひ一度、実際に見てみてください。
お読みいただきありがとうございました!