
「瓦屋根だから安心」
そう思っていませんか?
実は、瓦屋根でも雨漏りは起こります。
ただし、原因の多くは瓦そのものではなく、
屋根の構造(中身)にあることがほとんどです。
今回は、瓦屋根の仕組みから、
雨漏りの原因と対策をわかりやすく解説します。
瓦屋根はどういう構造になっているの?
瓦屋根は、見えている瓦だけでできているわけではありません。
大きく分けると、次の3層構造です。
① 瓦(表面)
② 防水紙(雨を防ぐシート)
③ 下地(野地板)
実は、本当に雨を防いでいるのは防水紙です。
瓦は「一次防水」、
防水紙は「最終防衛ライン」というイメージです。
実は瓦の隙間から水は入っている?
瓦は完全に密閉されているわけではなく、
わざと隙間が作られています。
これは、
- 湿気を逃がすため
- 雨水を流すため
つまり、
多少の水は中に入る前提の構造なんです。
それでも雨漏りしないのは、
防水紙がしっかり守っているからです。
雨漏りの主な原因①:瓦のズレ・割れ
台風や地震などで、
- 瓦がズレる
- 瓦が割れる
- 瓦が浮く
といった状態になると、
中の防水紙がむき出しになります。
その結果、
👉 紫外線や雨で劣化
👉 防水機能が低下
👉 雨漏り発生
という流れになります。
雨漏りの主な原因②:漆喰の劣化
屋根のてっぺん(棟)には、
**漆喰(しっくい)**が使われています。
この漆喰は、
- 雨水の侵入を防ぐ
- 瓦を固定する
という重要な役割があります。
しかし経年劣化で、
- ひび割れ
- 剥がれ
が起きると、
そこから雨水が入り込んでしまいます。
さらに放置すると、
- 中の土が流れる
- 瓦がズレる
といった悪循環になります。
雨漏りの主な原因③:谷板金の劣化
屋根の谷部分には、
水を流すための**板金(谷板金)**があります。
この部分は水が集中するため、
- サビ
- 穴あき
- 変形
が起きやすい場所です。
寿命はおおよそ30年前後と言われています。
雨漏りの主な原因④:防水紙の寿命
最も重要なのが、防水紙の劣化です。
防水紙の寿命は約20年。
- 破れ
- 劣化
- 穴あき
が起きると、
直接雨水が侵入し、雨漏りになります。
対策方法まとめ
状態に応じて、適切な対応が必要です。
■ 軽度の場合
- 瓦のズレ直し
- 割れた瓦の交換
■ 中程度の場合
- 漆喰の詰め直し
- 谷板金の交換
■ 重度の場合
- 防水紙の張り替え(葺き直し)
- 屋根の葺き替え工事
外壁塗装と一緒に点検するのがおすすめ
瓦屋根は普段見えないため、
不具合に気づきにくい場所です。
そのため、
👉 外壁塗装のタイミングで点検するのがベスト
- 足場を有効活用できる
- まとめてメンテナンスできる
- 費用も効率的
こんな症状があれば要注意
- 天井にシミがある
- 雨の日だけ異変がある
- 瓦がズレているように見える
1つでも当てはまる場合は、
早めの点検をおすすめします。
まとめ
- 瓦自体は丈夫だが雨漏りは起こる
- 原因は「構造部分」の劣化が多い
- 防水紙が最も重要な役割
- 20年前後でメンテナンスが必要
お気軽にご相談ください
「うちは大丈夫かな?」
その段階でも問題ありません。
早めに状態を確認することで、
大きな工事を防げるケースも多くあります。
どうぞお気軽にご相談ください。



