株式会社モナツキが解説する「リスク」と「実際にかかる予算」
外壁が汚れてきたり、ひび割れが見えてくると、
「これ、DIYでやれば安く済むんじゃない?」
……と考える方、意外と多いです。
結論から言うと、
**外壁塗装のDIYは“不可能ではない”が“おすすめしない”**のが現実です。
今回はその理由を、プロ視点でわかりやすく解説します。
なぜ外壁塗装のDIYは難しいのか?
1. 高所作業の危険性が高すぎる
外壁塗装は地面から2〜7mほどの場所を作業します。
脚立で届くと思っても、実際は
- 体勢が安定しない
- 塗料缶の重さでバランスを崩す
- 風で体が振られる
落下事故はDIYで最も多いトラブルです。
プロが足場を組むのは安全のためであり、実は必須に近い工程です。
2. 下地処理を間違えると“すべてやり直し”
DIY塗装で最も多い失敗がこれ。
外壁塗装は「塗る作業」よりも
**下地処理(洗浄・ケレン・ひび補修)**が8割と言われます。
下地が不十分だと…
- すぐに剥がれる
- 塗膜が膨れる
- カビや苔が再発
- 色ムラが出る
つまり、せっかく塗っても 1〜2年でボロボロに戻ります。
3. 塗料の知識が必要
外壁塗料は
- アクリル
- ウレタン
- シリコン
- フッ素
- 無機
など種類が多く、さらに
「どの下地に合うか」「気温・湿度の上限」など細かい条件があります。
DIYでよくあるのが、
**「塗料は良いのに、下地との相性が悪くて剥がれた」**パターン。
プロはこの“相性判定”を現地でしています。
4. 養生が難しく、仕上がりが汚くなる
DIYで特に難しいのが
- 窓枠
- サッシ
- 雨樋
- エアコン配管
などの細かい養生。
養生が甘いと
窓に塗料が固着して取れない
という悲劇が起きます。
「DIYでなんとかなる」と思っていた人が、
最後に後悔するポイントがここです。
DIYにかかる実際の予算(目安)
【1】道具代(初期費用)
| 用品 | 価格の目安 |
|---|---|
| 高圧洗浄機 | 15,000〜40,000円 |
| ローラー・刷毛 | 3,000〜8,000円 |
| 養生テープ・シート | 3,000〜10,000円 |
| コーキング材 | 3,000〜15,000円 |
| はしご・脚立 | 8,000〜25,000円 |
| 安全帯・ヘルメット | 10,000〜20,000円 |
合計:40,000〜110,000円
※足場はレンタルで1軒あたり70,000〜120,000円
(ほぼ必須)
【2】塗料代
一般住宅(2階建て・塗装面積120㎡前後)の場合
| 塗料の種類 | 費用目安 | 耐久年数 |
|---|---|---|
| ウレタン | 10,000〜20,000円 | 5〜7年 |
| シリコン | 25,000〜45,000円 | 8〜12年 |
| フッ素 | 40,000〜80,000円 | 12〜18年 |
※DIYの場合は「必要量の計算ミス」がよくあります
【3】合計費用の現実
- 足場なし → 7〜15万円
(安全性は低く、仕上がりミスの可能性大) - 足場あり → 12〜25万円
(それでもプロの仕上がりには届かない)
「DIYのほうが安い」は本当に正しいのか?
実は、モナツキに寄せられる相談で多いのが
**DIY失敗後の“やり直し依頼”**です。
そして、やり直しは通常工事より手間がかかるため、
むしろ費用が上がります。
さらに失敗例として多いのが…
- サッシに塗料が固着
- 外壁がまだら模様になる
- 塗料が剥がれて汚くなる
- コーキングがガタガタ
- 隣家に塗料が飛散(最悪トラブルに…)
DIYでよくあるのが
「作業工程は動画で学べるけど、
現場の応用力が動画では学べない」
という現象です。
モナツキの結論:外壁塗装のDIYは“趣味レベル”なら可、住宅保護なら非推奨
DIYが好きで、腕試しとして
「物置」「倉庫」「外壁の一部だけ」を塗るのはアリです。
ただし、
家全体の保護・資産価値を守る目的ならDIYはリスクが大きすぎる。
外壁は家の“防御力”。
ここを間違えると
雨漏り → カビ → 木材腐食 → 数十万円〜数百万円コース
の大ダメージにつながります。
迷ったら、まずは無料調査をご利用ください
株式会社モナツキは、
- しつこい営業ゼロ
- 無料現地調査
- 無料見積もり
- メール相談も歓迎(話すのが苦手な方OK)
というスタイルなので、
“相談だけ”でも気軽に利用いただけます。
DIYと業者依頼、どちらが良いか迷っている方も、
まずは現状だけでも見てほしい…という方も、遠慮なくどうぞ。

